今月のブログは8月のブログの続きです。
西国33所観音、他番外3所、全部で36所巡り終わりました。
9月初旬、右膝が痛み歩行が大変になっため手術予定だったので、その前に巡礼を終わらせてたく、これではかなり雑で観音様に申し訳ないと思いながら済ませました。
今回ご報告のお寺は、滋賀県の琵琶湖近辺で、先ずは大津市にある『石山寺』。
現在話題の『源氏物語』の構想を紫式部がこの寺で得たともいわれ、境内には紫式部ご愛用の硯なども展示されていました。
山門を抜けたあたりにとても風情があって素敵で、階段をあがった所には後醍醐天皇の希望で建てられた月見台もあり、歴史を感じつつ多くの人に愛された寺だったことを実感しました。
高台からの瀬田川の眺めも素晴らしく、機会があったら是非訪れていただきたいところです。
次は、同じ大津市にある12番札所『正法寺』を参拝してから、近江八幡市にある長生きの観音様として親しまれる『長命寺』へ。
そして最後に参拝したのは同じ近江八幡市にある聖徳太子ゆかり、しかも信長ゆかりの安土にある「『観音正寺」です。かなり山道を歩き私には大変でしたが、これで満願の思いで頑張りました。
33所巡りは京都市の寺町通を散策している時に花の美しい、こじんまりとした『行願寺』に入ってしまい、そこに『西国33所観音巡 礼第19番札所』の文字を見つけ、興味が出て早速その場で御朱印帳を買い、御朱印を押していただいたことに始まります。
そして今、美しい日本を再認識し、少しでも厳かな気持ちになれた貴重な体験ができたと思っております。
不思議なんですが、夢中で歩いているうちに膝の痛みが薄れ、手術ご担当のお医者さまが「痛くないものを手術するわけにはいかない」ーというわけで手術は取り敢えず中止になりました。
有難うございます。感謝。
今年の夏は、酷暑に台風で本当に大変でした。
まだまだ残暑が続きます。皆様ご自愛のほどご祈念申し上げます。
香取琴水
Comments