5月26日迄開催されていた『雪舟展』と『鉄斎展』を見に京都に行って来ました。
両方とも館内撮影禁止なので展示作品をお見せできませんが素晴らしかったです。
『雪舟伝説』のタイトルで、京都国立博物館の1階から3階を雪舟と雪舟に影響を受けた画家達の作品で埋め尽くし、雪舟の国宝全ても展示された展覧会は圧巻で、水墨画に係る私には、改めて水墨画の素晴らしさを認識できた機会でもありました。
長谷川等伯、尾形光琳、曾我蕭白、円山応挙。狩野派では模写し、教科書のようにしていた。中国の芸大でも雪舟の研究がされていると伺ったことがありましたが、まさにカリスマですね。
富岡鉄斎没後100年として京都近代美術館で開催されていた『Tessai』展もかなりの展示数で、学者で、神官で、文人画家でもあった鉄斎のひととなりを感じ、味のある作品を楽しめました。中国の呉昌碩が刻した鉄斎の印も展示されていました。
京都で展覧会を楽しんだ翌日、和歌山県ある那智の滝に行ってきました。以前ブログで今『西国33所観音巡り』していますとお伝えしましたが、その1番札所が那智山の青岸渡寺(せいがんとじ)で、すぐ近くに世界遺産の那智の滝があります。途中の熊野古道も少し歩きました。
那智の滝はいつもなら滝口が3つに分かれているそうですが、前日雨が降ったのでこの日は迫力ある滝を見ることができ、水墨画で描きたくなりました。
海外からの観光客も多数いましたが、日本は本当に美しい国です。
国立新美術館での『第23回国際墨画会展』が6月12日から始まります。
今年は久しぶりに土曜、日曜日のみですが、ワークショップ(無料)も行います。
皆様よろしくお願い申し上げます。
香取琴水
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