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受賞者の声 墨運堂賞(3)

この度は墨運堂賞を頂き、誠に光栄に存じます。

また墨運堂賞は今年度初めての賞、第一号(の1人)としての喜びも合わせ、これまで続けてきたことを改めて良かったと実感しています。

水墨画を始めてから「墨の精No.31」を練習にずっと使用して参りましたことも、ご縁を感じております。

ご指導いただき、相談に乗って下さいました香取琴水先生、石坂美穂先生にこの場を借りてお礼を申し上げます。

20年以上も前になりますがイタリアに住んでいたことから、毎年の出展にて、思い出と共に特徴ある風景を描いてきました。

第22回の出展に選んだのはトスカーナ州の町シエナの奥に佇むチェルーザ城(Castello di Calsa)です。

12年前の春、青々とした蔦に覆われた城を中心とした広い庭園をイタリア人の友人たちと一緒に訪問しました。

庭園の豊かな緑を感じながら、秋になれば真っ赤な葉に包まれて更に美しいだろうなあと想いを膨らませたこと、心の思い出として作品に鮮やかな朱色を入れました。

"Castello ricoperto di edera autunnale. 秋蔦に覆われた城

Ricordi della visita al casatello di Celsa a Siena チェルーザ城の訪問の思い出"

いつか再訪が、願わくば紅葉が鮮やかな季節の訪問が叶いますように。

雅号 安部彩英(Sae AMBE)


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